2012年7月アーカイブ

先日は最終学科授業とテストがありました。

2級は海上のルールや浮標、ガソリンエンジン等の問題が50問と、広く浅いのに比べ
1級は海図・気象・ディーゼルエンジン等が14問と、狭く濃い感じです。

さすがに2級に比べ、人数自体も減りますが
年齢層が高くなり、女性比率が更に下がった印象です。
まぁ、一般的には2級で十分ですしね・・・。

苦手な人が多いと言われる海図については、何度かやるうちに慣れたので問題なさそうだし
気象は天気図の見方や台風の風向き、進行等を理解して覚えればOK
エンジンに関しては、車とあまり変わらないという事で
とっつきにくいわけでもなく、一通り予習を済ませてから授業に臨みました。

よって、授業は全て復習という感じになり、順に答えてくださいと指されても余裕です。
しかし、この時点で全く理解していない人もいたので
やっぱり自習しすぎたな、思ってみたり。損したって事はないですが・・・。

授業の合間に校長には「1級2級とも満点合格してくださいね」と声を掛けられ
「合格しますように」どころか、満点取らないといけないプレッシャーに襲われました。

そしてテスト開始
問題集は全てクリアしていたので問題はないと思っていましたが
やっぱり思っていた以上に楽勝♪♪でも満点取らないと・・・と嫌な緊張感(爆)

結果としては、無事満点合格できました。

免許が交付されるまでには2週間程度かかるようなので
取りに行く日には再度出向くとは言え、この日で卒業となりました。

何だか数日間だったけれど、もう勉強しなくていいんだと思ったら寂しいような。

どれだけ活かせるのか微妙ではありますが
思いつき企画の1級小型船舶、無事ゲット。
久しぶりの達成感を味わう事ができました♪

 教習でお世話になった教官とは別の教官が審査員となる。
ペアになった女性とはずっと一緒。

まずは私から
2箇所の船体確認と、ロープワーク1種類、トラブルシューティング1箇所
装備品確認が2項目、エンジン始動、暖機運転、エンジン停止等を行う。
これは全く問題なく完璧にこなせた。

ペアの女性は桟橋の端で後ろを向いていて下さいと指示されていたので
女性と交代して、教官が運河を操縦して海まで。

教官は「この前採れたハマグリ。」とか「これ友人が釣ったマグロ」と
和やかに画像を見せてくれた(爆)
結構考える時間があるので、緊張して頭が真っ白という事はない。

海に出てからは、私とペア女性が入れ替わって検定なので
どちらが先になるかは運。これだって、先にやっている人を見て
思い出したり確認したりできるから結構重要。

発進・停止・変針・増速・滑走と、指示通りの操縦を行うが
別段問題なくこなせた。
ペアの女性はかなりテンパっているようで
いきなり最初から「やり直していいですか?」と言ったかと思うと
回転数を合わせる事ができずに結構な速度で滑走を始めたり
減速の際に後方確認をまるっと忘れる事が数回。

そりゃ、うまれて初めて動かす原動機付きの乗り物が数時間で検定なんて
むしろ凄いと思う。

次は応用操作。
後進は微速でバックするだけなので、流されたら軌道を修正する
その間も前後左右を確認する、という事ができれば問題なし。

蛇行運転も台形のように動かせば難しくはない。
しかし、やっぱりペア女性は苦戦。
どうしてもツッコミが急で大回りしすぎるから
次のブイの手前で何としても曲がろうとして急角度になってしまい
船体がもの凄い傾きを見せる(爆)

そして問題の人命救助。
早いうちに中立(ニュートラル)にしても惰性で動くのでブイにはたどり着くのだが
途中で止まるんじゃないかと思うと、中立にするのが遅れる。
そして、やっぱり極力寄せたい。
結果、轢きに行く勢いで「救助完了しました!」(爆)

その後は正面から船が来た場合の避行(右によける)
保持船(優先の船)が来た場合の停止等
を難なくこなして桟橋へ。

ここも教官の操縦なので、免許をとった後の和やかな会話。

そして最後は着岸・係留と離岸。
これは私が後だったのですが、やはりペア女性は気の毒な位テンパっていた。
着岸と係留は成功したものの、離岸の手順がスッパリと抜けてしまったらしい。

講習では船首側のロープを外して船尾側にまわり
船首側ロープを踏んだまま、船尾側ロープを外して、一緒に持って船に乗る
と言うものだったのに
いきなり船尾側を外してロープをどうすれば良いのかわからなくなり
目をつぶって仁王立ちしてしまった。

しまいには船首側と船尾側のロープをどちらも手放す場面も見られ
船は私一人を乗せて離岸する危険性を秘める事態にw
なったらなったで面白いけど、どうすんの遭難する私(爆)

何とか交代して、今度は私が着岸。
最後までギリ進入は直らなかったし、思った位置より手前に
うっかり係留してしまったが、問題はなかった模様。
クリート結びも特に問題なく完了したし、離岸は確認さえ忘れなければ難しくはない。

そんなわけで、無事実技検定を修了!

教官からのお話としては、
やはり人命救助の轢きに行く勢いが近すぎた点等の指摘は受けたものの
殆ど問題ないとの事でひと安心。

発表をドキドキと待っていると
「高得点で合格です」とのお言葉をゲット~♪
女性も何とか合格できたようで、えがった。

おかげで楽しく一日過ごせた事をお互いに感謝して
いつかどこかの海で会いましょうと話してお別れ。
年齢差凄いんだろうけどな!(自虐)

これにて2級船舶の免許は確実にゲット。
次の日である今日、1級の学科試験を受ける予定だったけど
激疲れの一日だったので
スケジュール変更依頼を出すあたり、年齢を感じるってところか・・・(笑)

午後は離岸と着岸で1時間。
人命救助もそうなんだけど
自分が小さいというのはかなりのハンデである事は間違いなく
長身の男性なら身を乗り出せば取れるものも、私には取れない場合がある。

そうなると限りなく寄せてやるという思いが強くなる。

結果、岸から離れていてもボートフックで寄せれば良いのだが
縦列駐車か!って勢いで岸に寄せようとするので
教官に「それ自動車の寄せ方。もっと離れてていい」と指摘される。
でもギリで入れたくなる。が直らない。

一方の、運転免許を持っていない女性は
バックする時にステアリングを切る方向が逆になってしまって苦戦していた。

やり直しがきかないし、点数が高くて落とせないので
他の教習に比べれば時間は多かったものの
教官の指示で、自分はもっと右と思っていても左に切れと言われたりで
自力で着岸できたという自信がないし
人命救助に至っては1回しか実践していないだけに
このまま実技検定って大丈夫?という不安は残ったままだった。

そんな事を言ったって、15:30からは実技検定なのだ。
どう考えてもタイト過ぎる(爆)

検定前にロビーに一度戻った時には
全ての復習を頭の中で繰り返していたが
だんだんと頭が考える事を拒否し始めて
「何でもいいから早く終わらないかな」という気持ちに変わってきた。

学科2日目は講習の後、早速学科テストだったわけですが
やっぱり復習という事もさる事ながら
テスト問題が思った以上に簡単すぎて拍子抜け。
40分試験時間を残して帰宅!

たまたまラッキーだったのかはわかりませんが
これならあんまり勉強してない人でも受かったな、という印象。

実際後日校長が「学科凄いですね~。優秀だから~満点。」って
満点合格だった事を教えてくれましたとさ。

そして3回目の授業は1級小型船舶の学科講習。
こちらは海図が入ってきたので、ちょっと自習して
確実にしてから受けたいなと思った次第。

4日目は実技。

朝から7種類のロープの結び方を1つにつき3回ずつというペースで学び
簡単な説明を受けて、早速桟橋へ。

車の免許と同じく、船体やエンジンまわりの確認作業、トラブルシューティングを学ぶ。
このへんは車のおかげでそれ程難しくないけれど、一緒に受けた女性は
自動車運転免許もないとの事なので、勇者っぷりに驚いた。

そして運河を出て海へ。
和やかな雑談の中「自動車運転免許は何年前位に?」と教官に問われ
「もう二十・・・数年・・・」と答えたら
「それじゃ学生の頃にはすでに取られてたんですね」と言うので
「はい(きりっ)」と若さアピールを試みたけど
少なく見積もったって38歳以上じゃねーかチクショーめ。

同乗した女性は「え。この人いったいいくつなの?」って内心思っただろうなぁ(遠い目)

さて、どう考えても無理のあるスケジュールなので、全てが大急ぎ。
初めて船を操縦するって言うのに、今日検定だもんなぁ。

球体のフジテレビに向かって変針して下さい
レインボーブリッジの左の橋脚に向かって滑走して下さい

そんな操縦の後は、3つのポイントを蛇行して下さい。
橋脚に向かって後進して下さい。
人命救助(ブイに向かって近づいて救助する)して下さい。
等の応用操作がこれでもかという勢いでこなされていく・・・。

急いで戻って、わずかなお昼休憩の間にはロープワークの復習。
ペアになった女性とも打ち解けて、楽しいながらもドキドキの半日が修了したのであった。
ぐったり。

懐かしい通勤ルート・・・よく行ってたなぁ・・・というか
これだけで十分よく歩いているよなぁ・・・と運動不足を痛感。

無事余裕の時間に到着して受付に行くと、18人入れる教室は
ほぼ満席。こんなに船舶免許を取る人がいるのかと驚いた。

授業の方は、ガンガン自習してしまった私にとっては
全てが復習のため、余裕を極めたものの
周囲からは「ネットでは簡単に取れるって書いてあったのにヤバい」という声がw

中央に陣取った男性二人は
「勉強とか十数年ぶりじゃね?」
「机ってひれ伏して寝るためのものだったよな」と学生のノリ通り
やはり勉強していないらしく「やっべぇ全然わかんねぇ」と大盛り上がり。

トロール漁船の形象物と灯火を覚える問題に対しても
「もう、マジックで「トロール」って書いとけって話だよな」とか言ってるし

「航路って入っちゃいけないの?いいんだよね?いけないの?
でも免許取ったらとりあえず入るよね?」

「入らなきゃいいんじゃね?」

「でも入るよね?入っちゃダメなの?」

と、ご友人と延々話している。
もう、航路の説明してあげようかと思っちゃったわ!
つか微弱に吹き出したわ!

彼らがこのまま海に出たら無法地帯だよ?と思いつつ
初日は無事終了~

ネット検索でスクール候補は3箇所に絞られた。

一番近かったのは江ノ島なんだけど、メールが返ってくる気配がなかった事と
近いとは言え、江ノ島駅から現地まで歩いたら結構時間かかるぞって事で却下。

都内の一箇所は、実技と筆記の場所別だった事と
朝の時間(特に実技の日)が異様に早かった事で却下。

最終的には
以前通勤していた経路と殆ど変わらない場所で、勝手知ったる安心感があり
時間も常識的で
最近身近になった先輩がこの前まで居住していて馴染みがあり
キャンペーン価格で安かった
という、総合的な見解から都内のスクールに決定☆

早速教材を送ってもらい、問題集や教科書で勉強しまくって
まだ一度も授業を受けていないというのに
2級の問題に関しては問題なく合格できる自信をつけてしまった。

いずれにしても、授業を受けるとか
何かを学ぶって事が久々だから、結構楽しかったなぁ。

船舶試験を受けるには、まず身体検査が必要らしい。

身体検査と言っても
・矯正アリで0.6以上の視力
・色がわかるか
・話し声が聞こえるか
・普通に歩けるか

というような大雑把なもので、歯医者以外ならどこでもいいそうだ(汗)
内科でも整形外科でも眼科でもいいっていうんだから逆に悩む。
しかも自由診療なので値段は1,000円~5,250円と様々。

ネットでは
「大半が2,000~3,000円だから、問い合わせてから行くべし」
とあったので、早速近隣の病院に問い合わせてみる事にした。

しかし、一般的な資格でもないので、何しろ話が伝わらない。
「何ですかそれ?」という反応ばかりなのに、価格は上限の5,250円。

更に船舶から程遠い予感のする、自宅付近の病院にも聞いてみたところ
最初の2件は、やはり5,250円位との事だったが
山奥の小さな個人医院のみ、3,150円を提示。
早速行ってみる事にした。

そこは頑固そうなおじいちゃんが院長の内科医院だった。
大丈夫か?と思いつつ診察室に入ると、看護師さんが
以前船舶免許の身体検査を受けたらしき人の書類のコピーを渡していて
「これは5級だから違うだろう!」と、おじいちゃんに怒られていた。

何だ?ここは唯一この身体検査の事を知っている病院なんじゃないか?

そこで「5級は今もうなくなったんですよ」と話してみたら
後ろに立っていた看護師さんが「へぇぇぇ~。」と普通に感心顔。

するとおじいちゃん、何やら船舶の話しをバンバンしてくる。
しかも昔の海軍の話とか・・・。スタッフも一緒に聞いて微笑んでいる。

その話の合間に検査。
「まぁ、視力な、ドレ位?」
「裸眼で1.5とか普通にあります」
「問題ねぇよな、まぁ一応な。ちょっとあっちでやってきて」

さっき感心していた看護師さんが
昔ながらの大きな黒いスプーンみたいな目隠しを手渡してきて
簡単な視力検査をした。

おじいちゃんの元に戻ると、今度は色の検査の本を取り出す。
小学生の頃やった、懐かしい検査だ。

しかしおじいちゃん、やっぱり一味違う。
私が言う前に、ページをバンバンめくって
「ネ・二・・・な!」
「3・ハ・・・な!」
ってあんたが検査してどうするよって勢いで先に読んでしまう。

「まぁ平気だな」←平気だけど検査してないよな

会話に関しては、おじいちゃんがボソボソ話すのを
必死に聞き取ってるんだから十分でなきゃ困る。

左右音がどちらから聞こえているか、なんていうのも
音叉を出してきて数回試し
「大丈夫・・・な!」と繰り返す。

しまいには、昔話を含めた雑学を自慢げに話しては
「全部聞いた話だけどな。」で締めるという
「そこ、笑うところなのか尊敬顔するところなのかわかりません」という
素敵空間になってしまった。
看護師さんも慣れているのか、全員参加で微笑んでいる。

ようやく検査が終わって、一安心しつつロビーで待っていると
ガラっ!と診察室のドアが開いて、おじいちゃん再登場。

何だ何だ!?と思っていたら
「1海里は何メートルだ?」

まだ続くんですか?何、私話し相手ロックオン?と思いつつ
「1852mです」と答えたら
「わかってるじゃん。じゃ、ナビって言葉の由来知ってるか?」と雑学話も再開。
「全部人から聞いた話だけどな!」も変わらない。
吹いちゃいそうだからやめてくれ。

しまいには、スタスタとファイルを取りに行ったかと思うと
「これ、船医やってた時の俺。かっこいいだろ」ときたもんだ。

私とおじいちゃんのやり取りを見て、受付のおばちゃんも笑っていたよ。
何だか頑固じいちゃんの病院を、スタッフが微笑ましく見守ってる感じなんだろうな。

何でこういう変わったところに引き寄せられていくんだろうと
つくづく感じつつ、嫌いな病院もネタ満載の楽しいものになったとさ。

 最近同級生と遊ぶ機会が増え、先日も横浜で集まったわけですが
そのうち2名が船舶を所有していて、強風の中
クルージングというには激しすぎる横浜観光に強制連行されました。

今まで海関係のライセンスにはあまり興味がなかったのですが
この時に
「案外船って身近なのね」と勘違いした事は否めません。
船持ってるのが一般的なのかどうかと考えると、恐らく身近じゃないんだと思いますが。

そこに普段からの思いつきも手伝って

「海賊王に俺はなる」

「松方弘樹とカジキを釣る」

等と寝言を言いながら、船舶免許に関して下調べが始まったのであります。